キミの首輪に、赤い糸を。

「寂しかった?」


如月さんが真白に聞く。

真白は小さく頷くと、「きさらぎが夜に家を出ていってるの、いつも知ってた」と言った。


「...僕、いつも寝たふりしてたんだよ。気付かなかった?」

「...あぁ、気付かなかったよ。でもなんで止めなかったんだよ」

「それは...」


真白は言いかけて、止まった。

しかし、すぐに如月さんの方を向いた。


「それは、きさらぎが、壊れないための方法だと思ったから」

「壊れないため...?」

「うん。だってきさらぎは、僕といるから壊れるんでしょ?」