キミの首輪に、赤い糸を。

「真白が寝ている間に家を出たり、香水の匂いで気づかれないように帰ったらすぐにシャワーを浴びたりしてたんですけど、真白はそういうのにはなぜかすごく敏感なんですよ」


夜に家から出ていく回数が増えた。

確か、真白はそんなことを言ってたっけ。
それは、もしかして如月さんがこの場所に行っているということを察していたからあんなにも怯えてたのかな。

真白にとって、この場所は未知の場所で、そして、日に日に如月さんを変えていく場所だと感じているんだと思う。

そう考えると、真白の視点で考えれば確かに怖いと思った。

自分のせいで如月さんは壊れてしまう。
だから自分から離れるためにこのネオン街に来て、如月さんは変わってしまう。

如月さんの居場所を自分が無くしてるって、そう思ってしまってたんじゃないかな。


「...真白は、どう思ってるんですかね」


迷いにも似た、如月さんの言葉。


「...真白に聞くのが一番早くて一番正しい答えに辿り着くんじゃないですかね」


簡単に言ってはいけないことだとは思ってた。

でも、二人の気持ちがすれ違ってしまうことは、どうしても避けたかった。