デコくんとボコちゃん


「俺は2組。君は?」


「あっ…私は1組の月島琴李です!…あ、だよ!」


なんだか不自然になっちゃって、高瀬くんに笑われた。


「ことりって…あの、小鳥?」


「違うよ!!こう書くの!」


失礼な質問をされたので、テーブルにあったメモ用紙に名前を書く。


「ごめんごめん。小鳥だったらピッタリじゃんと思って」


完全にからかってるでしょ?


誰が小鳥じゃい!


「俺は…っと、この漢字」


高瀬くんは私の手からペンを取ると、私の名前の隣に自分の名前を書いた。


「ふーん…伊吹ってなんか、カッコイイね!」


「そう?ありがとう」


お礼を言った彼は、本当に嬉しそうに笑った。


この時、私の心臓の奥の奥が、少しだけ跳ねた気がした。