「じゃあ帰るか」
しばらく屋台を見ていたけれど、だんだん人がはけていって。
「うん、そうだね」
楽しい時間も、これでおしまい。
もっと一緒にいたいな。
「あ、言い忘れてたけどさ」
ふと、伊吹くんが口を開く。
「浴衣、可愛いな」
「ひぇっ!?あ…ぅ…あ、ありがとうございます」
ねえ。
不意打ちは禁止だよ?
変な声出ちゃったじゃん。
「伊吹くんも、浴衣カッコイイね!」
負けじと言い返す。
背高いから、なんか様になってる。
「どーも」
なんて軽く交わされるけど。
照れてるの分かっちゃうもんね?
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