「おーい、生きてる?」
海から無事生還した私に、千和はニヤニヤしながらつっつく。
「死にました」
「良かったじゃん」
よくないわ!
確かに、ちょっと近づけたかも…?っていやいやいや!
「赤くなってるしぃ〜」
「うー」
やばいよ、本気で照れちゃうから。
ていうか、千和ってば、なんだか嬉しそう。
もしかして、俊さんと何かあった…?
「皆さん、お腹空いてませんか?」
すると、俊さんがトングを持ってこう言った。
まさか…!
「「「バーベキュー!?」」」
その場にいた全員の声が揃った。
「食べる!食べたい!」
なんかいい匂いしてると思った!
「っしゃ食うぞ」
「あんまり食べるとお腹出るね」
