冷蔵庫を開けると、そこは空っぽで。


飲み物とコンビニの弁当だけがポツンとあるだけ。


なんか食べる気にもなれなくて、自分の部屋に入り、ベッドに寝転ぶ。


「夜ってこんなに、暗かったっけ…」


ボソッと呟くが、誰かが返事をしてくれるわけもなく。


あいつが眩しすぎて、このひとりの時間が孤独を感じさせる。


あーあ。


月島の母さんのカレー、うまかったな。


料理の天才だと思うわ。


月島も、すげぇいいやつだ。


それで話が合う。


思わずこんな時間まで話してしまった。


…ほら、気づけばまた、あいつのこと考えてる。


小さくて可愛い、あいつの笑顔。


小さいけど大きな、あいつの存在。