「葵ちゃんの目ってなんで赤いの?」

誰かが私の瞳を指さしながら訊ねる。

「目が赤いのって人でも殺したの?」

誰かが私の瞳を指さしながら近づく。

「そんな目なら要らないね。」

私の目には尖ったフォークの先が近づく。


「やめて!!!」

大きく叫んでから広がった視界はいつも見慣れた私の部屋だった。