chocolatemix♡

『…環くん!』






『…大丈夫なの?』






『うん。…倒れちゃったらしくて、』






『…うん。俺の匂いで倒れたんだよ。』







その言葉を切なそうに言う環くんに、私は何も言えずにいた。





『…環くんは悪くな、』






『…俺のせいでしょ。』






『あの、』






『ごめんね。』






『…聞いてよ!』






私は気づけば環くんの袖を掴んで怒鳴っていて。
話を聞いてくれない環くんに、泣きながら怒ってた。






『違うの!…環くんのせいじゃないの。』






『…なに?』






『…私が、倒れたのは、』







私が倒れた理由は、匂いがきつかったからじゃない。
チョコの匂いはもちろんしたけど、倒れる程じゃなかった。



本当の理由は、昨日考え事をしていて、寝不足だったから。






『…私が倒れたのは、環くんのせいじゃないよ…?』





『…和希は、なんでチョコの匂い嫌いなの?』





『…嫌いじゃないの。苦手なんだ。中学生の時から。』








私はその中学生の1件から、チョコを受け付けなくなってしまい、今に至る。