chocolatemix♡

『じゃあ試しに私のことこれから下の名前で呼んでみてよ。』





『なんでそうなるの。』






『…私も簡単に信じられない分、情が出にくいかなって思ってさ。』






『…下の名前、なんだっけ?』





『…和希、中島和希。』






なんでこの時名前をただ言うだけなのに、緊張していたのか、よくわからない。





『…和希。』





『…うん。』




『…なら、中島さんも、…和希も、俺のこと下呼びね。』




『へ、なんで?!』





『俺だけなんてフェアじゃないでしょ。』




『そ、そうだけど、』





『下の名前、忘れた?』





悪戯な顔で微笑む彼は、楽しそうで。




『っ。忘れてないよ…。…環、くん。』






『くん、いらないんだけど。』






『わ、私にはこれが限界なの!』





『…ま、しょうがないか。』






なぜかこの日、お互いを下呼びにすることを決めた。