男嫌いのお姫様 II



廉『…美穂?ついたよ?』

優しくそう伝えるが離れようとしない

廉『…わり、先入ってて?』

翠たちにそう伝え、そのままの姿勢で少し待つ

廉『美穂さーん?』

美「っ…」

…泣いてる?
なんで…って、泣かせたのは俺か

廉『…とりあえず離して?』

首を横に振ったのは背中越しでもわかった

廉『…この体勢じゃ抱きしめ返すことも出来ねぇんだけど』

美「…いッい」

それでも離そうとしない

廉『んー、じゃもう少しな?』

美「う、んっ…」

俺のために泣いてんなよ…