〔すっかりわすれてた!じゃねぇよ!!まっててやるから早く支度しろ!!〕
妙に甲高い声が耳に響く
『あー悪い悪い、とりあえず上がれよ。俺の部屋な』
〔ハンセイの色が見えない・・・〕
『そんな色ねぇよ』
〔しってるわ!!〕
いつもどおりだな、コイツ土日でもこんなハイテンションなのか、
うわーつかれるー。
とは思いつつも俺と円我は2歳の時からずっと一緒だったヤツだからな
うっとおしいのにも慣れー・・・たくなかったけど慣れた。
円我が二階に上がっていった、その背中をなんとなく見送ってから俺は歯ブラシと着替えを取って俺の部屋にまた戻る。
〔そういえば、今日地震あったよな。〕
『なんでしってるんだ』
〔俺の家とお前の家どんだけ近いと思ってんだよ!お前の家が揺れればウチも揺れるだろうが!!〕
そういえばコイツは隣・・・っていうかまぁ向かいだな。
一軒家が隣り合わせで建ってるけど、その隣が円我・・・
ここまでくると邪魔くせー。
『けっこう揺れたよな。』
〔そうか?全然気づかなかったけど〕
『話し切り出したお前がいうか?』
コイツはいつもどおり、いつもどおりアホだな、アホ全快。
もういい加減 どうにかなってくれ。
〔お前支度おせーよーつまんねーよー あ、DS借りー〕
おいおいおい人のDSを勝手に取るんじゃない・・・
『はぁ、、、てかまだお前きてから5分しかたってねーぞ・・・』
〔そもそも約束忘れてたのお前だろ。お前が寝坊してなかったらこうならなかったわけだ!そうだろー?((ドヤァァ〕
あーうざい、超ウザイ、これはハラタツ。
が、ごもっともで反論が出来ない。悔しい・・・
まぁ着替えるかな・・・
俺は着替えをとりにいった。そしたら母親があんたまだいたのとか言ってきたけどきこえてないふりでスルーした。
〔おせーぞ!はやくこいや!〕
うるっせーな・・・
『おー』内心おもってないけどなー(笑)
『用意終わったからいくか』
とりあえずそう言っとこw
〔てめぇなー人またせといてあやまりもしねぇのかよ〕
うわぁーだりぃパターンじゃんw
『わりーってwなんか奢るからよるせw』
金減るじゃん…まぁめんどくさいしいっかw
〔まぁ?俺様の?優しさで許してやろうか?〕
…奢るに惹かれただけだろ…
〔あ??なんか言ったか?〕
『なんもねーよw』
俺らは家をでて映画を見に行くために駅に向かった。
俺はそのあとこんなことになるなんて知る予知もなかった。