爺「まぁ、冗談はこれぐらいにして、本題だ」

冗談だったのかよ!!
…ま、ここからは本当に真剣な話らしいな
空気が変わったから


柊「…何ですか?」

爺「そろそろお前に全部譲ろうと思うんだ。立木家の全てを。お前の父親や、他の親族には譲るつもりは毛頭ない。ワシはな、柊雅。お前が気に入ってるんだ。ここの子供として、養子組したもっと前から」

柊「…何言ってるんですか」

爺「本気だよ、柊雅。お前の才能を見越している。TCKホールディングスの次期社長は柊雅、お前だ」

柊「……なんでですか」

爺「…本当はお前の父親は養子縁組に猛反対していたよ。柊雅は俺の息子ですって。でも、無理矢理ワシの息子にしたんだ。あの頃は悪かった。でも柊雅が欲しかった」

柊「……今更…」

爺「柊雅頼む‥‥」

柊「……わかりました。けど、俺のしたいようにさせてもらいますから。」

爺「あ、あぁ」