春、私こと藤堂かんなは待ちに待った私立若葉高等学校の入学式を迎えたのだった。

かんな「ついに高校生になったよ。憧れの高校生ライフ楽しみだなー。」

「はいはい。よかったね。私は全然楽しみじゃないね。」

いま話していたのが三葉葵。
幼馴染みに当たる関係だ。

かんな「とか言って、昨日散々家族に制服見せ回ってたの知ってるよ。」

葵「違う。それは…えーっと…それは…そう!明日の朝制服入らなかったら困るなーって思っただけだから。それだけだから。絶対違うからぁー!」

かんな「わかった。仕方がないからそういうことにしといてあげる。そんなことよりクラス見に行こっ!」