そんな優子の気持ちを察したかのように、達也は優しく言った。 「こんなときじゃけん歌うんじゃ。俺、この歌大好きじゃったん。落ち着くし、きれいじゃし…。」 達也はそう言って、再び大きく口を開いた。 「ゆうやーけこやけーのあかとーんーぼー…」