蓮side

ざぁぁぁああぁ

あれから……

何年立ったんだろうか。

今はもう。

高校2年生だ。

ヤバイくらい、三嶋に会ってない。

アメリカにずっといる。

特待生でアメリカに行くことになった。

今日は、雨だ。

「蓮様、そろそろ出発の時間です」

「ごめん、まだ延長で」

「どのくらいですか?」

本当は……帰りたいけど。

三嶋に、合わせる顔がない。

はぁ

「とにかく、延長」

と言って、部屋を出る。

延長の理由?

三嶋は…俺を好きだって言ってくれた。

だけど、

瀬戸口?っての人の事が好きみたいで…

きっぱり振られたよ。

ブーブーブーッ

携帯がなる。

今日もきっと、女からだ。

「もしもし」

一応出る、

「………お前……なぁ…ふざけんなよ」

誰だ。

俺の頭の上から声がするぞ?!

「げっ…隆輝……」

うっわぁ。

なんでこいついるんだよ!!

「頭イカれたか?!」

「ひっど!」

んだとっ!

いかれてないわけないよー!

いかれたっつぅーの!

「おう!」

「うっわ、お前もいんのかよ」

「ひどいなぁ~蓮キュン」

キモいぞ。

なんてやりとりをしてる

こいつらは

帰りが遅いから、様子を見に来たあたりだとうか。

最初に入ってきた、黒髪で目付きがスコーし悪い、ヤンキー的な存在

桃山 隆輝―Momoyama R

名前は、爆笑するほど面白い

そんで、次に入ってきたこいつは、普段フワフワしてんのに、面倒くさいとこで、鋭い感をする。

俺にとっちゃ、一番こえー存在だ。

篠柳 琉要―Sasayanadi Rui―

「おい、琉要。

可愛いところ見せつけんなよ」

「う、うるさい!俺は、可愛くねーよ!」

いや、可愛いよ。

よく、男子に告られるもんね(笑)

「あのー、ここで騒がないで頂けますかね」

なんて言ったら