愛莉side


わぁ

どうしよう。

会長………元気なさそう。

寒いのかな。

私に、パーカー貸したから………!

話しかけようっ

「かーいーちょーうっ♪」

ってルンルンで行こうと思ったんだけど、

いつの間にか、“♡”になってたような…?

まぁーーーいっか!

なんて思ってても

なかなか、返事をしれくれない、会長。

だからしょうがなく、

「れ…………ん………」

と言ったら、首を傾げる会長。

えーーー。

もっかい?

「れ、ん…………?」

あれー?

“?”付きになっちゃった!!

そして、数秒後

「……………んだよ…」

少し、照れてる会長が………!

返事をしてくれた!

それに嬉しくてつい……。

ガバッ

「話し……聞いてくれるんですかッ?!」

会長の手をとった。

勢いが良過ぎたのか。

ドサッ

私が会長を、押し倒した。