微妙に痛いです。

クラス表を見に行く時に、誰かにぶつかってしまった。

「すみません…」

それだけ言って、愛花の元へとダッシュ。

「残念。友達作り頑張れよ」

愛花の言ってる意味が分からない。

どゆこと?

「ん、だーかーらー。
クラス離れたから、愛莉、友達づくり頑張れって意味!」

私は、友達でもないけど愛花とずっと一緒にいたから、友達が一人しかいない。

今まで、クラス離れした事なかったし。

私にとって最悪なことだ。

ボゥーとしてたら、愛花はもう違う子と話していた。

「どけっ」

そう言われて、押される。

ドンッ

「だいじょーぶ?」

と言われ、上を見上げる。

「麗ちゃん?」

え、麗ちゃんにちょー、似てる!

「もしかして、愛莉?!」

そう言われ、コクンと頷く。

そしてその場で抱き合う。

麗ちゃんは、私の幼なじみの子。

生まれてからずーっと一緒。

でも、中学は違くて、

麗ちゃんは地元の学校で、私はちょこっと上の中学に行った。


「愛莉だぁ!裕人!愛莉がいるよ!」

ゆうと……

あ、瀬戸くんだ!

瀬戸くんを見て真っ先に抱きつきに行く。

「あ、あ、あ、あいり?!」

まあ、そりゃー。

びっくりするよね~