クリスマスイブ、3日前
拓とも中村とも、話ていない
中村とは文化祭の時からだ
もう、中村が何を考えているか分からない
でも、中村は私を助けてくれた
先週、嫌なことがあった
誰にも相談しないで、我慢していた
でも、辛かった
助けてって思ってた
帰り道、一人で歩いていると
中村が駆け寄ってきた
そして、何も言わずにヘッドホンを私の耳にかけた
~頑張りすぎないで
頑張ってるのは分かっているから
笑っていて
笑っている君を見ていたいから~
私はまた彼の前で泣いてしまった
知らない歌声だったけど、優しい包みこんでくれる声だった
中村は何も言わずにずっとそばにいてくれた
結局、ばいばいって言っただけでなにも話せなかったけれど、
だけど、私は救われた

