ナタデココ


花火も終わりに近づいてきて、迫力が増していく

「ねぇ、私のこと、好………」

『バーン‼』

奈菜ちゃんの声は花火の音にかき消された

けれど、ちゃんと俺の耳には届いていた…



奈菜ちゃんの方をみると寂しそうに俺を見つめていた


「ねぇ… た………」

長妻の名前を呼ぼうとする奈菜ちゃんの唇を俺は奪った



あんなに寂しそうな、切なそうな顔を奈菜ちゃんにさせる長妻が許せなかった



そして、そんな表情をしている奈菜ちゃんが愛しくてたまらなかった