目が覚めると英里と広樹がいた。



「お、遥やっとおきたぁ!!」



にやにやしながらあたしを見る広樹。



「寝顔すごかったぞ~!よだれ垂れてたし!」



「え゛、うそ!」



あたしは急いで口をふく。



「広樹、嘘いうなよー。遥困ってんじゃん」



「ははっ、ばれた?」



「こら!広樹!!」




あたしはいつも見たいに広樹を追いかける。




花火はもう終わってたみたいで、ぞろぞろと人が帰っていくのが見える。





こうちゃんはやっぱりいつもみたいに笑ってあたしたちをみていて、



英里はなんだか憂かない顔であたしたちのやりとりをみつめていた。