ずっと、そばにいてよ。





ようやくこうちゃんが笑いきったとき、いきなりぱっとたちあがった。




「俺、なんか買ってくる。」




そういって人混みの方へ向かっていく。




え、あたし1人!?




「こ、こうちゃん!?」



「遥は、まってて!」



そういって走っていってしまった。



えぇー…




ぎゅるるるる



あたしのなりやまないお腹。


うぅ…



広樹と英里ともはぐれたまま…


「大丈夫かな…」



1人河川敷でぽつんとつぶやく。