「恋をするとね、その人のことが頭からはなれなくなってつい目で追いかけちゃうの。目があったり一緒にいるとドキドキするし、もっとそばにいたい!って自然とおもうもんなの!友達なんかとはぜんっぜんちがうわよ!」
「は…はぁ…」
英里の情熱がかった解説にあたしはたじたじ…
ドキドキって…
……だめだ、お化け屋敷しか浮かばない。
「ま、あんたにもいずれわかるんじゃない?」
「そんなこといわれてもなぁ…」
別に今のままでいいんだけど…
なんておもうあたし。
…あれ?
「英里、恋したことあるの?」
だっていかにもそんな感じの解説。
でも英里に好きな人や彼氏がいたって話をあたしは聞いたことない。

