そこは立派なコテージだった。
郊外の森林と言うのがぴったり当てはまるだろう。
「ワーイワーイ!」
「ガキ共がはしゃいでるぞリーダーさーん」
「…いいだろう。子供は遊ぶのが仕事なんだから」
「ううん、ついさっきサブ君18って言ってなかったっけ?」
シルンがそういったが、ワドは側を通ったサブをヒョイと持ち上げた。
「可愛いからいい」
「いやよくねえ!!」
そのころサブは幸せそうに足をパタパタ動かしていた。
「それに大人しい奴もいるだろそこに」
ワドの指差した先には、キメラが軒下に丸まっていた。
「…」
「猫みたいだな」
うん、とシルンも頷かざるを得なかった。
「此処は基本俺しか来ないからな…騒いでくれて構わない。花火も上げていいぞ。そのなかの物も自由に使え」
これが鍵だ、とキースに鍵を手渡すと、ワドはヒカリを手招きした。
「いくぞ、ヒカリ。お前の家に」
「あ、リーダー!僕も一緒に…」
サブ、とワドが呟けばサブはヒョコッと首をかしげる。
「業務も大変で日頃から疲れているだろう。今日はゆっくり休め、サブ。お前は気負う所があるからな…のんびりしていろ」
頭をよしよし撫でてやると、サブは涙をいっぱいに溜めて大きく頷いた。
「ヒカリ、いくぞ」
ワドは勝手に歩き出し、ヒカリはあわててそれを追った。


