☆Friend&ship☆-季節はずれのモンスーン-


そこは立派なコテージだった。

郊外の森林と言うのがぴったり当てはまるだろう。

「ワーイワーイ!」

「ガキ共がはしゃいでるぞリーダーさーん」

「…いいだろう。子供は遊ぶのが仕事なんだから」

「ううん、ついさっきサブ君18って言ってなかったっけ?」

シルンがそういったが、ワドは側を通ったサブをヒョイと持ち上げた。

「可愛いからいい」

「いやよくねえ!!」

そのころサブは幸せそうに足をパタパタ動かしていた。

「それに大人しい奴もいるだろそこに」

ワドの指差した先には、キメラが軒下に丸まっていた。

「…」

「猫みたいだな」

うん、とシルンも頷かざるを得なかった。


「此処は基本俺しか来ないからな…騒いでくれて構わない。花火も上げていいぞ。そのなかの物も自由に使え」

これが鍵だ、とキースに鍵を手渡すと、ワドはヒカリを手招きした。

「いくぞ、ヒカリ。お前の家に」

「あ、リーダー!僕も一緒に…」

サブ、とワドが呟けばサブはヒョコッと首をかしげる。

「業務も大変で日頃から疲れているだろう。今日はゆっくり休め、サブ。お前は気負う所があるからな…のんびりしていろ」

頭をよしよし撫でてやると、サブは涙をいっぱいに溜めて大きく頷いた。

「ヒカリ、いくぞ」

ワドは勝手に歩き出し、ヒカリはあわててそれを追った。