しばらくして出てきたサブとヒカリと共に全員でワドの別荘へ向かう。
その間リオーナギサとサブとキメラはずっと喧嘩していた。
「ほら、喧嘩するな。分かった順番だ」
ワドはおもむろにサブを抱き上げ、軽く支えてやる。
するとサブは嬉しそうにワドの首に細い腕をまわし、きゃっきゃとはしゃぐ。
「ああっ、酷いリーダー!」
「主さま!僕が一番!」
「一番ずるい!」
「…」
「ほら、交代な…」
「やだやだ降りたくない!」
「ずるい!主さま!次は僕!」
「次はキメラな」
「酷い!酷い!」
ピョコピョコしながらリオーナギサは訴えかける。
持ち上げられたキメラは心底幸せそうに笑った。
「はい、交代」
抗議する間もなくリオ(多分)がお姫様抱っこされる。
「主さま、重い?」
「いや、お前ごとき軽いものだぞ…にしてもだ。12歳にもなって抱っことなると絵面的に辛いものがある…」
「じゃあ僕を女の子だと思って下さい!」
「無理だ。こんなに凛々しい女の子がいてたまるか」
最後にナギサを持ち上げて、ワドはぴったり別荘に着く。
「仲良し…だね?」
キースは苦笑した。


