☆Friend&ship☆-季節はずれのモンスーン-


「い、いらしゃいませぇぇぇ!?」

「ん、よんめーさまご案内してよ」

「は、はい!」

なんだこのイケメン集団は、と店の客がキース以外を見てあんぐり口を開けている。

「すごい注目されてるよ?」

「んーまぁ、ワドいるしなぁ…」

テルはガジガジ頭をかいた。

「こいつみたらさわぎてーよ」

そりゃ、とテルが笑った。

「…」

ちら、と無言の抗議を投げ掛けたワドをスルーして、テルは勝手にその辺の席に座る。


「じゃあ、俺はメロンソーダ」

ウィングが言うと、テルはおんなじの、とヒラヒラ手を振る。

「カットフルーツもな~」

そう付け加えてお前は、とキースに向き直る。

「僕は…うん、オレンジーカシスミックス」

「おっけ、じゃあワドは…っと」

『イ は にも要  い』

「あ、キャンディーーキャンディーだな、よしいいぜお姉さん注文よろしく~!」

ホワイトボードをゴシゴシ擦ってテルが言った。

『ご  様俺は要 な  て』

負けじとワドは頑張ったが努力も空しくゴシゴシ消される。

「メロンソーダ2つとオレンジーカシスミックス1つ、あとカットフルーツとキャンディーーキャンディーを!」

『  ぁ 消 な   !』

ワドの悲鳴も全然届かなかった。