「い、いらしゃいませぇぇぇ!?」
「ん、よんめーさまご案内してよ」
「は、はい!」
なんだこのイケメン集団は、と店の客がキース以外を見てあんぐり口を開けている。
「すごい注目されてるよ?」
「んーまぁ、ワドいるしなぁ…」
テルはガジガジ頭をかいた。
「こいつみたらさわぎてーよ」
そりゃ、とテルが笑った。
「…」
ちら、と無言の抗議を投げ掛けたワドをスルーして、テルは勝手にその辺の席に座る。
「じゃあ、俺はメロンソーダ」
ウィングが言うと、テルはおんなじの、とヒラヒラ手を振る。
「カットフルーツもな~」
そう付け加えてお前は、とキースに向き直る。
「僕は…うん、オレンジーカシスミックス」
「おっけ、じゃあワドは…っと」
『イ は にも要 い』
「あ、キャンディーーキャンディーだな、よしいいぜお姉さん注文よろしく~!」
ホワイトボードをゴシゴシ擦ってテルが言った。
『ご 様俺は要 な て』
負けじとワドは頑張ったが努力も空しくゴシゴシ消される。
「メロンソーダ2つとオレンジーカシスミックス1つ、あとカットフルーツとキャンディーーキャンディーを!」
『 ぁ 消 な !』
ワドの悲鳴も全然届かなかった。


