リ「じゃあさ、勝負しようよ!
一位の人が命令できる方式で!」
皆「いいな(ね)(わね)それ。のった!!!」
勝「なにで勝負するんだよ?」
あ、考えてなかったや……。
リ「なにがいい??」
琉「考えてなかったのかよ。」
すいませんね。咄嗟に提案したもので。
夏「んーじゃートランプでもやる??」
リ「あるのー??」
夏「うん!!!!とってくるっ!」
そう言って自分の部屋の中に駆け込んでいった夏音。
え、まさか……持参?
あの子なにしにきたの??
思いっきりお泊まり会気分でしょ!
彩「……リアナ、あなたの苗字桜明よね?」
いきなり真剣な顔でそう彩乃に言われる。
私は思わず唾を飲み込んで彩乃をみる。
リ「そうだけど……。」
彩「思ったんだけど。
失礼だったらごめんなさいね?
リアナ、あなた本当は桜明なんて苗字じゃないでしょう?」
確信を持った目でそう告げられる。
勝利や琉雅、戻ってきた夏音は何事かと黙りこくって私達を見比べている。
翡翠は何とも言えない顔をしていた。
助けて。と目で訴えても頭を横に振るばかり。
はぁ、とバレない様に溜め息をもらし彩乃に問いかけた。
リ「なにをもって、そんなことを?」
と。
彩「……証拠、があるわけじゃないわ。
でも、桜明なんて聞いたこともない。
なのに、アナタは禁断魔法を消滅させた。
それに、TM第一隊の楓さん、楓先生はアナタに敬語を使っていた。
それって楓先生よりも高い地位にいるってことでしょう?」



