それにしても、本当に数が多い。
ワイバーンは、興奮しているのか、一体一体の目が赤く光っている。
こんなワイバーン、初めて見た。
様々な種類のワイバーンが同時に暴れてる事でさえ驚きなのに、全体の目が赤い事にも驚いてしまう。
翔『リアナ、このワイバーン達、変じゃないか⁇』
応戦しながらそう思っていた私の近くに翔が近づいてそう言う。
そんな翔に頷いて、休む事なく向かってくるワイバーンの群れに向かって魔法を発動した。
夏『彩乃、後ろ!』
夏音の悲鳴にも似た声に振り返ると、彩乃の後ろに黒いワイバーンが迫っているのか見えて、慌てて光属性の魔法を唱える。
リ『彩乃、大丈夫?』
瞬間移動で彩乃のそばまで行き、そう聞いた私に笑った彩乃を見て安堵する。
……黒のワイバーンは、強いけど人を襲う事は滅多に無い。
それは光も同様で、よっぽどの事が無い限り人を襲う事は無いハズなのに。
リ『気性のいいワイバーンが、ここまで暴れてるのには……きっと理由が…』



