リ『翔』
私が名前を読んだ瞬間、ピシッと翔が固まる。
……まぁ、少し強めに呼んだからね。
リ『言ったわよね?
会食は、仕事の後よ。
今回は翔も付いてきてもらうわ』
翔『……俺も?』
リ『ええ。翔がいた方が、何かと安心するしね』
そう言って笑うと、うっすら翔の顔が赤くなる。
リ『風邪ひいてるなら大丈夫よ』
翔『……ほ? 風邪?』
リ『顔赤いわ。風邪、でしょ?』
そう言った瞬間、余計に顔を赤くした翔は、腕で顔を隠す。
翔『風邪じゃねぇよ』
リ『そう? ならいいけど。
みんな、良い⁇ 場所は、アルデーンの森よ』
アルデーンの森。
薄暗く、霧のこもった出来れば近寄りたくない森。
花『……なんでそんな所にドラゴンが⁇』
リ『分からないわ。取り敢えず、直接行ってみるしかないの』



