リ「もう、いい?皆おいていくからね。」




痺れを切らし、その場から立ち去る。



夏「あ、まってよーっ!」




夏音が彩乃の腕をつかんで私の隣に並ぶ。




翔「では、ご案内いたします。」



翔のそんな言葉が後ろから聞こえてくる。





私達が通ると頭を下げるメイドさんたちに対して距離感を感じながらも、無表情で進む。




夏「あ、ねーリアナ!!!私達が戦う魔物って強いの??」  




夏音が首を傾げながら問いかけてくる。




一つ一つの仕草がかわいらしいんだよね、本当。




彩「私も知りたいわ。」




そう言う彩乃と夏音に意味深な笑みを浮かべながら




リ「秘密。」



それだけいって目的の部屋のドアを開けた。