平均女子だって恋をする


今日は一日中、不思議な感覚だった。見られてるようなヒソヒソ話されているような、よそよそしい感じ…

確認するのは怖いし、勘違いであってほしいと願いながら時を過ごし、何も起こらず放課後になった。


「佐恵、一緒に帰ろっ!」

「うん。あっ、でもトイレ行ってくるからちょっと待っててっ」

佐恵が背を向けてパタパタと上履きの音をたてながら小走りしていく。

そんなに慌てなくてもいいのに。