「もう帰る」って言おうと思ったら、



すごいいい音を立ててドアが開いた。



そこには春馬が立っていた。



たくさん瞬きをして現実か確かめる。



でも何度しても現実は変わらず。



ドッペルゲンガーかと恐ろしくなる。



今度は春馬(×2)にバレぬよう後ずさり。



ハッとしたあたしは立ち上がって



春馬×2の1人1人に向かっていった。



そしてさっきまで話してた昔・春馬に



「春馬?」



と確認した。



それから入ってきた今・春馬に



「春馬・・・?」



と言った。