「部屋行こっか?」



あたしはコクンと頷いた。



声を出すと怖いのがバレそうだから。



規則正しい音を立てながら階段を上った。



そのままあたしたちは部屋の中へ。



「どうしたの?」



春馬はいつもと変わらぬ様子を見せる。



あんなことしておきながらッ!!



あたしは苛立つだけ。



「これ・・・・。」



差し出したのはあの証拠兼犯罪写真。



涼子に赤外線で送ってもらった物。



春馬はその写真を見て目を白黒させていた。