「あの…遼くん今日は部活何時くらいに終わるの?」


遼くんは少し考えた顔をして
「七時半。」と無愛想に答えた。


「あの、私七時に終わるからその…待っててもいい?」


「なんで?」


なんでと聞かれてしまった…。


「今日はその記念日…だから」
ともごもご言っていると

廊下からバスケ部の人が「遼ー!早く行くぞー!」と叫んだ。