二人の遼くん

私をホームまで送った遼くんは

「じゃ。」と言って反対側にある自分のホームへ行ってしまった。


もうバイバイか…
ちょっと物足りない。


私は反対側のホームをじっと見て遼くんを探す。


遼くんは下を向いて携帯をしているみたいだった。