だって、君が。






ただ大体そういった具体的な行動を起こすには、「20歳」という肩書が必要になる。


けど私は年齢よりも幼く見られる。

150㎝の幼児体型。童顔。

20歳だと年齢を偽ることができるとは到底思えない。

それにこのカラダに値段がつくのかも怪しい所だ。



もう18になるというのに、中学生以上に見られたことがないなんて…。




エレベーター内の鏡に目を向けすぐに反らした。

もっと背が高くて、大人っぽくて、美人だったらよかったのに。










その時ピコン、と電子音が鳴って、エレベーターの扉が開いた。