『は?』


焦った顔をする村上。
おもしれぇー。

「ぷっ!!あははっ!!」

京輔も1人で大爆笑している。


「ちょっとかなちゃん!!あ、幼なじみなんです」


純が言うと、村上がほっとした表情をしてまたこっちを睨んできた。



『ふっ。いきがってんじゃねぇよ。ガキが』


ふぅん……。
それがあんたの本性か。

「あ?なんだお前」

京輔がキレそうだ。



「そのガキ相手に本性だしてキレてんのはどこのどいつっすかね?」



俺はニコッと笑ってそう言った。




『ちっ!!』



村上は舌打ちをしながら教室を出ていった。




そんだけで出て行くんだ。
弱ぇなー…。



「あぁゆう奴は一発殴られればわかんだよ」


「落ち着け、京輔。あんなやつ殴ったって仕方がねぇだろ」



にしても、あいつなんかありそうだな……。