朝と昼と夜。〜朝〜

次の日、卓也は昇に渡された住所が書かれた場所に足を運んだ。そこは町外れにある市民病院だった。病院の入り口で、昇と純平が卓也が来るのを待っていた。

『来ると思ったよ。』

昇はそう言って院内へと入っていった。卓也も後に続く。エレベーターに入ると、8階のボタンを押した。その横には、集中治療室と案内が書かれていた。嫌な予感が頭をよぎる。8階に着くと昇はフーッと深呼吸をした。これから見るものがそれほど覚悟がいるのだと卓也は自覚した。

そして、久しぶりの拓郎との出会いだった。それは全面ガラス張りの部屋の中で、身体中に管を巻かれた拓郎の姿があった。なんとか呼吸はしているものの、いつどうなってもおかしくない危険な状態だった。もう1ヶ月、意識が戻らないと昇が教えてくれた。

『何があった?』

卓也は拓郎を見つめたまま昇に聞いた。

『場所を変えよう。』

卓也達は近くの公園に場所を移した。とても冷静に話せる内容では無かったからだ。