昔から好きだったシューティングゲームに没頭する。何も考えず、ただひたすら敵を打ち続ける。卓也の唯一のストレス発散方法だ。時間を忘れてやり続ける。全面クリアした時すでに時刻は15時を回っていた。お気に入りのアニメのぬいぐるみをユーホーキャッチャーで手に入れる。子供の時から見ているアドベンチャーアニメだ。自由奔放な主人公のライバルを気に入っている。やたらと高いプライドと人一倍、強さにこだわる男としての憧れ。少しだけ自分の考えと共感できる所があった。
ゲームセンターを出た卓也は腕時計に目を向ける。時刻は16時に差し掛かる頃だった。
『もう少し時間を潰して飯でも食べて帰るか』
どうせ帰っても食卓に簡単なオカズが並べられているだけなのを卓也は知っていた。こっちに越してきた時に、母親は知り合いのスナックで働く事を決めていた。口では嫌だと言っていたがまんざらでもなさそうだった。昔から男にだらしない。少し優しくされるとすぐに惚れてしまう典型的なダメ女だ。別れた父親も酷い男だった。暴力は無かったものの我慢が足らず仕事を転々としては酒に溺れていた。また変な男に捕まらなければ良いが。
卓也は時間を潰す為に近くの公園に立ち寄った。正門の時計が16時を回った事を知らせる。近くのベンチに腰を掛けてタバコに火をつける。
その時だった。
『こら、遅いぞ!』
背後から聞いた事がある声がした。まさかと思い慌てて振り返る。そこには、口を尖らせた久美の姿があった。
ゲームセンターを出た卓也は腕時計に目を向ける。時刻は16時に差し掛かる頃だった。
『もう少し時間を潰して飯でも食べて帰るか』
どうせ帰っても食卓に簡単なオカズが並べられているだけなのを卓也は知っていた。こっちに越してきた時に、母親は知り合いのスナックで働く事を決めていた。口では嫌だと言っていたがまんざらでもなさそうだった。昔から男にだらしない。少し優しくされるとすぐに惚れてしまう典型的なダメ女だ。別れた父親も酷い男だった。暴力は無かったものの我慢が足らず仕事を転々としては酒に溺れていた。また変な男に捕まらなければ良いが。
卓也は時間を潰す為に近くの公園に立ち寄った。正門の時計が16時を回った事を知らせる。近くのベンチに腰を掛けてタバコに火をつける。
その時だった。
『こら、遅いぞ!』
背後から聞いた事がある声がした。まさかと思い慌てて振り返る。そこには、口を尖らせた久美の姿があった。

