NEVER〜元総長の君へ〜


ボートみたいな乗り物に乗って、安全バーを下ろす。

横列5人乗りだったから、奥から順に陽翔、私、伊織、亮哉が1列目に座って 2列目に凪兎、心優が座った。

いよいよ、動き始めた。

ゆっくりとボートが水の上を滑っていく。

上手くできている恐竜。
一つ一つを見て、陽翔の目は輝いている。

少年……まぁ、今の陽翔も少年なんだろうけど 好奇心に満ち溢れた目をしている。