NEVER〜元総長の君へ〜


「亮哉は⁇」

陽翔と同じ場所に住んでいるはずの亮哉がいない。

それに、伊織はもう来ちゃってて1人だし……なんか、可哀想。

「亮哉……なら、もう来るんじゃねーか⁇
俺が家出る時、起こしてきたから。」

「……寝坊⁇」

陽翔が頷いた。

「そこは、もうちょっと早くに起こしてあげよーよ。

ま、亮哉 用意するのとか早いからすぐに来るね。」

〜〜〜♪

『梨那、悪い もうすぐ着く……から、先行くなら行ってても構わないけど、水原のこと頼む。』

「走りながら、電話とか 器用なことするねー。

待ってあげるから、早く来て。
伊織 1人で可哀想。」

新幹線の時間に絶対に間に合うように 早めに集合時間を設定して居るから 何も問題はない。

『分かった、急ぐ。』