NEVER〜元総長の君へ〜


ハハッーと声が聞こえて、私は頭をポンポンと軽く叩かれていた。

「そんな顔すんなって……、別に 水原をフるつもりなんてない。

梨那と仲が良い人なら きっと良い人だろうから 敢えて俺が人格判断をするまででもないと思うし。

まぁ、とりあえず 水原の携帯 教えて⁇」

亮哉、伊織と付き合うつもり ってこと⁇
まぁ、さっき言ってたように 今すぐじゃないんだろうけど。

……そういうことだよね⁇

「って、私の携帯からかけた方が驚くと思うし……伊織 基本的に知らない人からの電話は出ないよ⁇」