「その時ね、すごく嬉しかったの…… 凄く凄くすごくスゴク……」 相田を見てるようで目が合わない。 相田はグッと、手に力を入れる。 「そんなの……」 そんなの、俺だって……… ホントニソウダッケ そうだよ、遥をずっと思ってた。 だから遥と再会できて嬉しかったんだ。 ーーーもしかしたらもう、金に困る必要はないと思って