相田は遥を迎え入れると笑顔で遥に問いかけた。

「どうしたの…?こんな夜中に…」






遥は、前のように罵声を浴びせることはなく、相田に抱きついた。



「翔…翔、あたしあなたが好き…好きすぎて仕方ないの!!」



涙を流しながら訴える遥に苦笑いを浮かべ、



「遥…でも僕は遥に沢山の借金をしてる…付き合うだなんて…申し訳なくて…」



目を伏せながら言う相田に遥はものすごい形相で捲し立てる。




「いいの!いいの…っ!!
お金なんていい!!あなたが…あたしのものになってくれるのなら…っ!」




涙と鼻水でクシャクシャの遥の頬に手を添え、何も言わずにキスをする。



それは、段々と深いものになっていった。



ずっと好きだった…ずっと好きだった遥とキスをしている……



その事実は相田の体を昂らせるには文句なしだった。