虹色彼氏

はぁぁぁ…重たい足を引きずりながら

家を出る。

「いってきまーす…」

「いってらっしゃーい!!」

明るい声で見送ってくれるお母さん。

本当は行きたくないのに、

でも行かないとこのままで終わっちゃう

。岩原君とのことも…キスのことも。

いい訳ない。そんなの嫌だ。

「…寒い」

手袋はめてくればよかったなぁ。

この中で話をするとか、辛い。

聖なる夜をこんな形で過ごすなんて

昨日の私は思ってもなかった。