この香水はね………
隆広がくれたんだよね…
ー隆広sideー
「ねぇ、ねぇ!隆広ーー?
最近どこいってるのぉ?里奈心配
なんだよぉー?ね、隆広!今度一緒に
スイーツカフェ行かない?」
俺の腕に蛇みたいに絡み付いてくるのは
俺のカノジョの里奈。
記憶喪失になる前も彼女だったらしい。
だから、なんでこんな俺が
嫌がってしまうのかさえ自分で
わからない……
俺は本当に里奈が好きだったのか?
気になるのは奈々。
皇龍の総長だって言うし、
なんか………急に可愛くなったって
言うか…大人っぽくなった……
それと、アイツから微かに香る
懐かしい香水の香り。
「ねぇーぇー!
隆広ってばぁ!ちゃんと聞いてる?
ほら、ここ!」
里奈から香るのはキツイ香水。
鼻がもげるかと思うくらいキツイ匂い
「あぁ、また、今度行こうな。」
素っ気なく返事すると、里奈が
「ふぅーーん。じゃあまた、行こっ」
俺は小さくため息をついた
ー隆広side endー

