角を曲がると誰かにぶつかった。




まぁ


ぶつかったとは言っても

相手が走ってきて


相手が勝手に転んだだけ。







ん?






よく見ると・・・真!?





鼻を押さえてうつむいている。







真もこっちを見ると



オバケでも見たような顔で驚いて

いた。







「ゆ・・ゆ・結城くんッ!?」




くん?





もう

わかっちゃったのかしら?


つまんないのー





「なによ真ッ♪今更結城ちゃんて

呼んでよッ♪」





「じ・・じゃあ・・結城ちゃん」



「よろしい♪」



「結城ちゃん、今時間大丈夫?」



「ええ、大丈夫よ♪どうかした

の?」



「結城ちゃんにさ。晶のことで聞

きたいことがあるの。」