うっわー;



パスポートとか初めてみた。





しっかし;


かなり時間かかっちゃった。




空を見ると

すでに空は紅く色付いていた。



蓮、怒るかも・・・


昼の便って言ってたし・・・



―――・・・・・



アナウンスの声があたし達の便の

名前を告げた。




「真っ!そろそろ行こっ!」


「うんっ!」





―――・・・・・


初めは良かったんだ。



飛行機に乗れるってことが嬉しか

った。







「真・・・?どうした?顔色悪い

よ?」



「昌・・・飛行機ってさ、鉄の塊

だよね?・・ほんとに空とか飛べ

るの?」



「なんだ、そんなこと?飛べるに

決まってんじゃんよ。」


いまさら何言うの、と昌が呆れて

いる。







だって・・・


よく考えたら


そうなっちゃうでしょ;


あたし


飛行機初めてだし・・・





と、ブツブツ呟いていると



「しっかし・・今時いるんだね。

高校生で飛行機乗ったことないヤ

ツ。」





普通にココにいるっちゅーねんッ




こんの、お嬢様がッ!!



庶民を馬鹿にすんのも大概にし

ろッ!!