コンコンッ

ガラッ




「失礼しまーす。」



「あ、篠岡さんですか?すいませ

んでした。迷惑だったでしょ?い

きなりあんなこと。」




イスに座りながら、上目使い

申し訳なさそうな顔であたしを見

つめる。



はうッ!その顔は反則でしょー;


すっかりハートを射抜かれてしま

ったあたし。





「い、いえ。全然。会長の頼みな

らば何でもしますよ♪」




当然ハートを射抜かれたあたしは

にっこりと笑ってそう答えた。



「・・エ・・・ン・・・」



会長が消えるような声で何かを

言った。



すかさずあたしは聞き直す。

「えっ?今なんて・・」


にっこり笑い会長



「会長じゃなくって、蓮って呼ん

でください。呼ばなかったら犯し

ますよ?」


会長のそのひとことを スルーし

てしまったあたし。


いま思えばとんでもないことをし

てしまったと思う。

それが運命の分かれ道だったなん

て・・;


あたしはふと、会長のネクタイが

曲がっているのを見つけると

「会長、ネクタイ曲がってますよ

?」

と言い、そのネクタイを直そう近

づいき、会長のネクタイを直そう

と手を伸ばした瞬間・・・

腕を掴まれた。そして・・・



チュッ・・・

な、何?コレ。



・・・・キスぅーッ!?

すると会長の舌は、あたしの口の

割れ目から無理やり入り込んで舌

を絡ませてくる。



「・・ンッ・・ファ・・」



たまらず、甘い声が漏れる。





い、息が・・出来ない。