記憶の欠片

「お兄ちゃーん。どこー。」

小声だが十分に響く声だった。

しばらく呼びながら探していると、
本棚の後ろからゴトッという音がした。

「お兄ちゃん返事くらいしてくれたっていいのに。まだ本に夢中なのかな。」

と思い本棚の後ろにかけていくと、
そこにはネズミの死骸を食べている
4つ足の大きな魔獣がいた。