記憶の欠片

ミリィとデントは体が動かず、
母の作った魔方陣の中で
絶望を感じていた。

真冬の暗闇の中で魔方陣だけが
不気味に光り、呪文を唱えている
母の口元がぼんやりと見える。

「お母さん!!!なんで呪文を唱えているの!?私たち家族じゃないの!?」

思いは虚しく、言葉として発することすら出来なかった。